For B3 Students 村松研究室新素材の強度予測に向けた
次世代マルチフィジックス評価システムの創成
Next-generation Multi-physics Evaluation System for Prediction of Characteristics of Innovative Material

FOR B3

ようこそ村松研究室ホームページへ。
村松研究室では、固体力学を基礎として、
金属、高分子、セラミックの複雑現象解明に取り組んでいます。
材料力学や弾塑性力学に興味がある人はもちろん、
シミュレーションや機械学習、量子コンピュータに興味がある人も歓迎します。
私達と一緒に研究しましょう!

村松研究室に入ると、こんな能力が身につきます。

  • 材料工学の知識が身につく!

  • シミュレーション、情報、プログラミングの技術が身につく!

  • 国際的な最先端の研究に携わり、自分の力で活躍できる!

  • 自分で目標を決めて、それに向かって研究を進める能力が身につく!

  • 自分の考え・主張を元に議論する力が身につく!

  • 英語力が身につく!

研究概要

複数の物理現象を通した材料に関するシミュレーション

計算固体力学分野を基礎とし、理論や数値解析技術を統合するマルチフィジックス・マルチスケール解析に関する研究をしています。また、新たなCAE技術の発展・開発や計算と実験との融合にも取り組んでいます。マルチフィジックス・マルチスケール解析では、一般化連続体力学、電気化学、Phase-field法、分子動力学解析など様々な数理モデリング技術を活用し、これらを柔軟に組み合わせて、電子デバイス、構造材料などに発現する複雑な現象を解明しています.

村松研究室の研究(ダイジェスト)

村松研究室の研究(ダイジェスト)

  • 研究室の1年

  • 研究室の1日

非線形固体力学輪講
Nonlinear Solid Mechanics for Finite Element Analysis, Javier Bonet, Richard D. Wood , 2008, Cambridge University Press.を輪読します。

有限要素法輪講
Structural Analysis with the Finite Element Method. Linear Statics: Volume 1: Basis and Solids , Eugenio Oñate , 2009, Springer.を輪読します。

JSCES
多くの人が日本計算工学講演会で発表します。

CMD
多くの人が機械学会計算力学講演会で発表します。

WCCM
World Conference of Computational Mechanics.良い成果は国際会議で発表します。

ECCOMAS
European Community on Computational Methods in Applied Science.良い成果は国際会議で発表します。

  • 10:00

  • 研究作業

    午前中に大学に来る人はちらほら...

  • 12:15

  • 昼食

    先輩とキッチンカーへお昼ご飯を買いに!

  • 13:00

  • 研究作業

    研究したり、オンライン授業を受けたり、課題をやったり。どうやって課題を解くか相談。研究に関する質問は先輩が研究室にいれば直接、いないときはチャットかZoomをつないでもらって質問。

  • 15:00

  • 休憩

    研究室のコーヒーお菓子で休憩!

  • 16:30

  • 輪講

    ホワイトボードを使ってみんなで式導出。

  • 18:00

  • 先輩とセブンイレブンで夕ご飯を買ってくるか「ひようら」でご飯!雑談。

  • 19:00

  • 帰宅

    研究室内で飲み始めることもあり。

  • 24:00

  • 就寝

    睡眠はしっかりとる!

日々の研究活動

オンラインでの研究も可能な環境整備を心掛けています。

  • 週1回の事務連絡 MTG

  • 決定事項は必ず MTG 議事録に残す

  • 細かな情報共有はチャットで

  • image01

    研究作業を進めたら、

  • image02

    先生・先輩と共有されているクラウド上のドキュメントに作業記録をつけます。

  • image03

    作業の方向性が怪しい時や、疑問点がある時には、すぐにチャットで質問したりコメントを貰ったりできます。

  • image04

    テキストだけでは質問・説明が難しい場合は、ビデオミーティングも気軽にセットアップできます。

  • image05

    2週間に一度,研究室全体での進捗発表があります。スライドを用意しない簡易的なものです。

  • image06

    数カ月程度のペースでスライド発表の機会があります。研究室内発表・学事イベント・国内/国際学会などです。

先生からのメッセージ

3年生の皆さん、慶應義塾大学理工学部機械工学科の村松です。ホームページを見に来てくださりありがとうございます。

本研究室の分野は材料力学ですが、2年生、3年生のティモシェンコはりを使った材料力学と直結する研究を行っている人は稀で、多くの人がより高度な固体力学の知識とマルチスケール/マルチフィジックス、最先端情報技術を取り入れた研究を行っています。固体力学や機械学習にはテンソルの知識が大変役に立ち(必須なことも)、応用解析第1でのテンソル演算の復習をすることが必要です。忘れている人は是非研究室に入ってからの春休み輪講で思い出し、身についていなかった人は身につけて頂きたいと思います。苦手意識があっても、身につけたいという意欲があれば心配いりません。先輩がしっかりサポートしてくれます。

数値シミュレーションの研究室ですので、プログラミングを行っていくことになります。既に小学校でもプログラミングが科目に組み込まれ、これから皆さんが社会に出ていくにあたって、プログラミングができる人材かどうかが重要であることは間違いありません。数年後には社会人の後輩としてデフォルトでプログラミングを学んできた人材が入ってくる時代になります。AIが生成したプログラムをチェックできる能力があるかも求められます。本研究室では実験にかかわる研究テーマもいくつかありますが、やはりプログラミング技術を身につける必要があります。言語は何でも構いません。こちらも先輩がしっかりサポートしますので、苦手意識がある人はこの機にどうか身につけて(少なくとも苦手意識を無くして)頂きたいと思います。

英語力もやはり必要です。今の時代は間違いなくグローバルな場に出ていく人材が重宝されます。ただし、村松の考え方は、まずは自分自身の成果や伝えたいことがあって、次に+αとして英語が重要、です。優れた研究であり、伝える気さえあれば、英語力が乏しくても、国際的に認められる例が沢山あるからです。むしろ英語力が優れていても、伝える内容や伝える意欲が無ければ英語力はあまり意味がありません。ただし、文献調査や発信は英語で実施する必要がありますので、全くやらなくて良いというわけではありません。英語はできるに越したことはありませんが、まずは自分自身のしっかりとした成果を持つことが必要、という考えでいます。研究室に入ってから英語に触れる機会が沢山ありますので、その間に苦手な人は苦手意識が徐々に無くなれば良いかと思います。

最後に私が最も重視していることを述べます。多くの皆さんはこれから学部4年生の1年間と修士の2年間の計3年間という、最後の学生生活の大部分の時間を使って卒業研究と修論研究に取り組むと思います。それが学位を取るためだけではあまりに寂しいことだと思います。是非、公にその記録が残る形で研究を実施し、国際的な公刊論文として残していって欲しいと思います。就職したら定年までの40年間を社会人として過ごします。今の皆さんからすると研究室で過ごす数年は長い期間に感じられるかもしれませんが、実際は人生のうちの一瞬です。社会人になれば日々の仕事に忙殺され、もっと勉強しておけばよかったとか、もっと技術を身につけておけばよかったとか思っても、学生時代のように贅沢に使える時間はほぼなくなります。この大変貴重な青春の時間を割くのですから、上述した技術(本研究室であれば、材料、テンソル、プログラミング、英語、自分で考えて物事を進め議論する力)を身につけるとともに、それらを駆使した研究を、世界中の人がネットなどで知ることができる形で公刊論文として残して頂きたいと思います。それが皆さんの青春時代のに力を注いだ努力の証になります。少なくとも、私と研究して頂く全ての人がそうなることを目指しています。一方で、苦しい面だけでなく、その活動の中で、先輩、同級生、後輩、外部の研究者と沢山コミュニケーションを取って、社会に出る前の楽しいコミュニティも作って頂きたいと考えています。3年間通して「よく学びよく遊べ」を実行して頂き、楽しいことを楽しむことは勿論、一見苦しいことも自身の糧と捉えて楽しめる人となって社会に羽ばたいて頂きたいと願っています。

このメッセージを読んでくださった皆さんの研究室選びとその後の研究室生活が充実したものになることを祈っています。そして、その中でも村松研を選んで頂き、一緒に研究することができればとても嬉しいことだと思います。

続きを読む...

研究室の先輩からのメッセージ

 

「材料力学の研究室」と聞くと、紙とペンでのテンソル計算を通して特定の現象の理解を追い求めるようなお堅いイメージをもつでしょうか?実際にそういった研究テーマを楽しむ学生もいる一方で、材料力学そのものよりも画像処理・機械学習のようなコンピュータサイエンス技術との連携に、現象そのものよりも社会での実応用に強い興味をもつ私のような学生もいます。そんな私は、修士課程を修了してIT企業のデータサイエンティスト職に就くと同時に博士課程へ進学していたり、研究の社会実装・事業化を目指す資金へ学生中心で応募して採択されたりしています。村松研は2018年に立ち上がったとても若い研究室で、学生の研究との多様な関わり方を受け入れる素地があります。村松先生は学生の取り組みを受け入れて応援するのはもちろんのこと、見守るだけの立場に終わらず積極的な支援もしてくれます。
【博士3年 平山 健太】

村松研究室HPにアクセスしていただいて、ありがとうございます。村松研究室では、車業界や航空分野などの産業業界で発展性のある材料分野についての研究を行っています。対象は材料分野ですが、プログラミングやコードの知識も多く習得できるため、大きなスキルアップにつなげることができます!
【博士2年 児嶋 佑太】

       

はじめまして!修士2年の山嵜といいます!村松研は先生と学生の距離が近く気軽に先生や先輩に相談できる環境が整っていると思います。また、コアタイムが存在しないため各々にあったスケジュールで主体的に研究を進めることができます。シミュレーションや機械学習に興味があるという人はぜひ一度見学に来てみてください!
【博士1年 山嵜 祐輔】

       

村松研究室のHPに来ていただきありがとうございます。私達の研究室では主に固体力学を基礎とした数値解析や機械学習の研究を行っています。研究室のメンバー同士は仲が良く、研究室生活を楽しく送ることができます。村松研究室に興味を持ってくれた方はぜひ研究室選択の候補に入れてみてください。
【博士1年 本田 理央】

       

卒業研究をしていくと分からないことが山ほど出てきますが,そのたびに教えてもらいながら進められます.特に村松研は先輩だけでなく先生とも距離が近く気軽に相談できる雰囲気だと思います.研究に興味のある方はもちろん,どんなことをしているのだろうと思っている方もぜひ一度研究室に見学に来てください!
【修士2年 青木汐里】

       

「材料力学やプログラミングが全然わからなくても大丈夫」という言葉を素直に信じて、私はこの研究室を選びました。実際、先生や先輩方が親切に教えてくださり、何とかなっているところです。プログラミングや機械学習に興味はあるけど経験がないから不安…という方もぜひ一度見学に来てみてください!
【修士2年 鈴木美智】

       

自分の興味分野がまだない人は、研究に前向きに取り組めるような環境ある研究室を選ぶというのがひとつの方法だと思います。どんな内容であれ、理解をすることができれば好奇心をもって自発的に取り組むことができると思います。村松研究室では毎週ディスカッションがあるので、研究へのステップをつくってもらえます。
【修士2年 田中まりの】

       

私は計算力学分野における研究の多様性に惹かれて村松研究室に入りました。力学の支配方程式に帰着できるどんな問題に対しても研究を行うことができ、材料に関する研究だけでなくサプライチェーンの最適化問題にも取り組ませてもらっております。泰岡研究室の先輩や卒業生との交流も活発で、幅広い分野のお話を聞けます!
【修士2年 寺島悠登】

       

私がB3のとき、研究室はなんとなく近寄りがたい印象がありましたが、村松研は全くそんなことはありません。先輩や同期とも仲良くさせて頂いていますし、村松先生もとてもフレンドリーで居心地がいいと感じています。研究室選びはとても悩ましいと思いますが、もし興味を持って頂けたら是非村松研へ見学にお越しください!
【修士2年 藤原紳也】

       

研究内容等はホームページを参考にして頂くとして,生活環境としましてはコーヒー及び紅茶に限らず菓子類も豊富でおやつに困らない環境が整っています.それにより,(体重が増加し)研究室メンバーとの親睦を深めることが出来ます. 何か困りごとがあった際も先生や先輩にいつでも相談しやすい環境です. 気になった方はぜひ研究室に遊びに来てください.
【修士1年 小林茉莉奈】

       

研究でわからないことや困ったことがあったときに先生や先輩に相談しやすいです。研究内容そのものだけでなく、研究の進め方や資料の作成についてもアドバイスをいただいたり、発表練習の機会も豊富であったりと、成長できる環境だと思います。 気になった方はぜひ研究室に遊びに来てください.
【修士1年 池田有沙】

       

コンピュータを使って物体の運動を予測することにワクワクする方は,村松研がおススメです! 年度の初めにプログラミングの輪講があるので,プログラミングの経験がない方でも,特に問題なく研究を進められると思います. 実際,私は授業で少しMATLABを触った程度の知識しかないまま研究を始めましたが,先生や先輩方が自分の疑問点について丁寧にディスカッションしてくださったので,安心して研究を進められました.研究室見学はいつでも受け付けていますので,ぜひお気軽にお越しください!
【修士1年 梶太一】

       

他の研究室や外部機関の方との交流が多く,様々な刺激を受けることができる環境です.また,研究に直接関係することでもそうでないことでも,多くのチャレンジをさせてもらえる研究室なので,成長できるチャンスが沢山あります.志が高く刺激的な先輩や同期が集まっているので,ぜひ一度研究室に来て雰囲気だけでも感じてみてください!
【修士1年 壇上泰良】

       

物理が好きで,多くの物理現象を研究対象にできるシミュレーション系の研究室に興味があり村松研究室に入りました.村松研は最先端の研究をしてみたいという人にもおすすめで,私は機械工学科では珍しい量子コンピュータを用いた研究を行っています.村松研には研究を通して成長できる環境が整っていると思います.ぜひ興味のある方は遊びに来てください!
【学部4年 佐々木翔矢】

       

村松研究室では, 週に一回の先生とのディスカッションや先輩との定期的なミーティングを通じて, 丁寧に指導を受けることができ, 研究のモチベーションを高く保ちながら取り組むことができます. 研究を始めたばかりのころは難しいと感じることもありますが, プログラムを書くスキルが徐々に身につき, 楽しく研究できるようになると思います. また, 研究室の居室は非常に綺麗で集中して研究に取り組める環境が整っており, 合宿やタコパも定期的に開催しているので充実した研究生活が送れます. シミュレーションや機械学習、量子コンピュータなどの技術に興味がある学生におすすめです.
【学部4年 西岡佳祐】

       

B3まででプログラミングの経験がなくても,春休みにプログラミング輪講があるため心配無用です.また,有限要素法や連続体力学についても輪講があるため,あまり知識のない状態でも少しでも興味がある方におすすめです.また,先生や先輩がディスカッションの機会を定期的に設けてくださるので,安心して研究を進められます.居室が綺麗なことも大きな魅力のひとつです.興味がある方は是非お越しください.
【学部4年 森大騎】

       

B3までは授業で軽くプログラミングをした程度でしたが, 春休み期間のプログラミング輪講をはじめ様々な先輩からのサポートもあるので, シミュレーションに少しでも興味がある方におすすめです. また, 研究を進める中で詰まったり困っている場合はいつでも先生がディスカッションの機会を設けてくださるので, 安心して研究を進められています. 賑やかな研究室なので, 興味がある方は是非お越しください.
【学部4年 村田祐記】

よくある質問

  • Q研究室訪問をしたいときはどうすればよい?

  • A研究室配属ガイダンス以降の平日の9:00~18:00に村松研究室(25-214)に気軽に来ていただければ先輩が研究室を紹介します。特に配属を希望される場合は是非訪問してください。村松先生と話してみたい場合は事前にmuramatsu[a]mech.keio.ac.jp([a]を@に変更してください)に連絡してアポイントメントをとってください。

  • Qコアタイムは?

  • A研究室に絶対にいなければいけない時間はありません。参加義務があるのは、週に一度ずつのミーティング(事務連絡の場)と研究ディスカッション、週2回の輪講です。日々の研究進捗は先生に口頭で報告するかSlackやGithubを使って記録しています。

  • Qプログラミングの知識はどの程度必要か?使用しているプログラミング言語は?

  • A研究室に入る時点では、プログラミングの知識は全く必要ありません。最初は、先生・先輩方に教わりながら進めることになります。春休みにプログラミングの輪講があります。使用しているプログラミング言語は研究内容によって様々ですが、FORTRAN、Python、C++などが主です。

  • Q英語能力はどの程度必要か?

  • A現時点では大学1、2年生の時に学んだ英語で十分です。研究活動の中で国際文献調査、発表資料準備、論文執筆を通して英語力を身につけます。先生や先輩がサポートしてくれます。

  • Q研究テーマはどのように決めていますか?

  • A先生がいくつかのテーマを提示して下さり、その中から自分の興味に合わせて研究内容を選ぶことが出来ます。提示されたテーマ以外に自分が取り組みたいテーマがある場合は先生が相談に応じてくれます。

  • Q研究以外でのコミュニケーションは?

  • A飲み会、キャンプ、温泉旅行、泰岡研究室との合同合宿等のイベントを開催し、親睦を深めます。海外からのお客さんや留学生の歓迎会など、研究室内でパーティをすることもあります。

  • Q卒業後の進路は?

  • A先輩は企業(日系外資系大企業、スタートアップ)、修士課程・博士課程(慶應、国内外の他大学)、 省庁と様々な進路に進んでいます。起業準備中の先輩もいます。OB会(泰岡研究室と合同)などを通して沢山のつながりを作ることが出来ます。

  • Q協力している研究室はありますか?

  • A村松研究室は泰岡研究室と仲が良く、互いに研究室を頻繁に往来し、合同で合宿や飲み会を行っています。また、田中宗研究室(物理情報工学科)など他学科の研究室とも共同で研究を行っています。

  • Q学会での発表機会はどのくらいありますか?

  • A国内学会(日本計算工学会、機械学会計算力学部門)や国際学会での発表機会があります。学会発表報告はHPリンクからFacebookなど研究室SNSでの報告をご覧ください。

  • Q材料力学やコンピュータシミュレーションの基礎の授業を履修していなかったのですが、輪講や研究についていけるでしょうか?

  • A大丈夫です。輪講や研究では先輩や先生がしっかりサポートします。

  • Q他大学との共同研究はありますか?

  • A国内外の大学と共同研究を行っています。定期的な研究打合せはオンラインで行いますが、現地に訪問して、議論をすることもあります。

お問い合わせ

研究のことや研究室訪問など、
お気軽にお問い合わせください。

CONTACT

muramatsu[a]mech.keio.ac.jp([a]を@に変更してください)

ACCESS

居室:25-214、サーバ室:25-215